体の硬かった私がやわらかくなるまで #2肩甲骨
はじめまして。兵庫県伊丹市のEarthTreeヨガスタジオ Keiです。
兵庫県伊丹市ヨガスタジオEarthTreeヨガ
17年間自衛隊員として働き、今はヨガインストラクターをしています。私自身は三人の娘を出産経験者のママインストラクターです。EarthTreeヨガでは産後ヨガ、マタニティヨガ、ベーシックヨガ、体幹トレーニングヨガを行っています。
私は17年間自衛隊にいました。ある時、公務員という安定した職を捨てヨガのインストラクターになると決意しました。運動は普段からやっていたからそんなに難しくはないだろうと思い、意気込んでインストラクター養成講座に参加しました。
しかし私はインストラクターの養成講座で無残にも自分の体の硬さに気付き、同期の柔軟性に打ちのめされました。
しかし決意して職を捨てた私は勿論引き返すことは頭になく、ただ体のどこを柔らかくするかを見つめました。そして一つずつ克服することに専念しました。
足首の柔軟性は高まったのだけれど、体の硬かった私が柔らかくなるまで #1足首を柔らかくする足首ストレッチをしていると肩が凝る・・・スマホを見ていると肩がピリピリする・・・
そうです、次は肩、肩甲骨の硬さが気になり始めました!!
インストラクターの養成講座ではゴムカーサナや手を背中で合掌するポーズなど、肩甲骨を使うポーズが多々ありました。
これらのポーズで自分の肩甲骨の硬さにも気づいたのですが、実は一番気になったのは、「戦士のポーズⅡ」でした。
このポーズ、肩甲骨そんなに使ってる?と思いますよね。しかしこのポーズを5呼吸以上キープすると手がビリビリし腕がだるくなっていました。何と!肩甲骨の硬さが腕も硬くし、腕を使いづらくしていたのです。
肩甲骨、肩の硬さに気づいた私が柔らかくするために行っていたストレッチやヨガのポーズを紹介します。
肩甲骨が柔らかくなると起こる体の変化
肩甲骨ストレッチはこちら 体が柔らかくなる 肩甲骨編
1.肩こりの改善
肩甲骨周りが硬かった私は肩こりがありそれによる偏頭痛がありました。肩甲骨ストレッチを行うことで徐々に肩こりが解消され、今ではほとんど感じません。また偏頭痛も起こさなくなりました。
これは、肩甲骨周りの血流がよくなったことが考えられます。肩甲骨周りをほぐし動かすことで筋肉がほぐれ、血流の改善につながり肩こりの解消、偏頭痛の改善につながりました。ひどい肩こりや偏頭痛をお持ちの方にもおススメです。
2.姿勢の改善
肩甲骨周りが硬いと巻き肩になり猫背になります。その姿勢のまま日常生活を過ごすと当然、どんどんと肩甲骨周りが硬くなります。肩甲骨周りを柔らかくすることで肩が後ろにいくようになり、胸が開きます。
すると背中がまっすぐになりキレイな姿勢になります。後ろ姿で年齢がわかる!とも言われます。後ろ姿をきれいに見せるためにも肩甲骨周りの柔らかさは必須です。
呼吸が深くなる
背中が丸くなると体の前面、胸やお腹が縮こまってしまいます。そうなると呼吸で重要な横隔膜、肺の機能を使いきれません。また肺からお腹に呼吸が送りにくくなり、お腹に呼吸が送られず血流も悪くなります。
血流改善や自律神経の調整にも腹式呼吸が重要なのですが、ヨガの基本 腹式呼吸のやり方 背中が丸くなることでこの腹式呼吸が出来づらくなってしまいます。肩甲骨周りのを柔らかくなったことで背中が起き、お腹にゆとりが生まれ腹式呼吸が深くできるようになることも実感できると思います。
ヨガでたくさんのポーズが出来るようになった
足首編でもヨガのポーズが増えたのですが、肩甲骨でも同様にたくさんのポーズが出来るようになりました。両腕を使うポーズももちろんですが、戦士のポーズⅡでの手のビリビリはなくなりましたし、ダウンドッグでは肩が丸まらずにポーズをとれるようになりました。
体を柔らかくする 肩甲骨編
腕回し
肩甲骨を柔らかくする際に外せないのが腕です。肩甲骨を動かすためには同時に腕を動かさなければなりません。
右腕を肩の高さまで上げ横に伸ばし吸いながら腕を外側に回し、吐きながら内側に回します。5回行います。反対側も同様に行います。
腕回しでは、腕の付け根を意識します。腕の付け根からねじるように腕を回します。反対の手のひらで肩甲骨を触ると同時に肩甲骨が動くのが感じられます。
猫の伸びのポーズ
四つ這いになり右手を前に出し、お尻を天井に向かって突き上げ上半身を前の床に落としおでこ又はあごを床につけます。そのまま5呼吸ホールドします。吐く息で肩を床に落とすようにし、吸う息では体を緩めます。
5呼吸終えたら右手を顔の横に戻し上半身を起こし、左手を前にし同様に5呼吸ポーズを行います。
肩甲骨が床に向かって落ちていくのを感じます。腕は伸ばせる範囲でしっかり伸ばします。腕の付け根が伸び肩甲骨が一段と落ちやすくなります。
ゴムカーサナ:片手づつ
右手を横に伸ばし手のひらを上に向けながら肘を曲げます。手のひらを上に向けることで肩甲骨を大きく使えます。左手で右ひじを上から軽く押し5呼吸します。
次に左手を離し右手を横に伸ばし腕を内回しにしながら肘を曲げ手の甲を背中に当てます。左手で右ひじを下に向かって伸ばします。
壁を使って腕を伸ばす
壁に向かって立ちます。
両手を上げあごを上げながら肩を壁に向かって押し付けるようにします。5呼吸します。
次に体を右に向け左手を壁に向かって上げ、手のひらを壁につけ腕が後ろに行ける範囲まで上を後ろに持っていきます。そのままポーズをキープし5呼吸行います。吐きながら左肩を前に出し伸びを感じ、吸いながら緩めます。腕の付け根が伸びるのを感じます。
入浴中:腕伸ばし
足首編 体の硬かった私が柔らかくなるまで #1足首を柔らかくするでも伝えたのですが、体を柔らかくするのに入浴中のストレッチはとてもおススメです。
浴室には壁があるので、壁を使ってストレッチを行います。
壁を使った腕伸ばしと同様に行います。壁を使って腕を伸ばす
肩甲骨が柔らかくなれば背中がまっすぐになるまで足を後ろに引いてもいいです。
また入浴中に入浴剤を入れるのをおススメします。入浴剤でも私はエプソムソルト入りの入浴剤を使っています。
エプソムソルトは保湿効果の高いマグネシウムで、皮膚のバリア効果も高めます。発汗効果が高いだけでなく皮膚に水分・油分を補いながら潤いを与えるので入浴後は肌がツルツルになります。また香り付きで何種類か購入しその日の気分で香りを分けて使用しています。
私が使っているエプソムソルト入浴剤はこちら。
ブロックを使って肩を開く
ブロックを2個使います。
仰向けになり肩甲骨の間にブロックを縦向きに置き、後頭部の下にブロックを横向きで置きます。
1分ほど自然な呼吸でホールドします。肩や胸が開かれ、重力により肩が落ちていくのを感じます。とても気持ちのいいポーズなので寝る前にもおススメです。
これらの肩甲骨を柔らかくする動画もありますので是非参考にしてください。
最後に
私はヨガのインストラクターになる!という夢に向かって体を柔らかくするために日々練習をし今ではインストラクターとしてスタジオも持つことが出来ました。日々はとても単調であまり刺激がないかもしれません。むしろそれが当たり前です。しかし夢や目標があるだけで到達したときの喜びや、日々のちょっとした刺激に繋がっていきます。
体が硬かった私が地味に努力をし少しずつ体が柔らかくなる作業の中身はとても熱い日々です。これからもその熱い練習法を伝えていきます。