子育ての自信と安堵をもらえた子供の言葉
長女が来年に成人式を迎えます。成人式の振袖を見に行った日の夕食後、家族でいろんな話をしました。振袖のことはもちろん、私の子育ての考え方について。
三女はまだ8歳だから途中で隣の部屋で遊び始めました。
子育ては半信半疑です。
自分の親のようにするのが正解とは限らないし、ましてや正解が見えないから模索しながら、時にはもがきながら。はじめてのことだらけで永遠に不安が付きまといます。
長女の子育ては何もかもが初めてだから、子育ての本を読んだりもしました。
兵庫県在住の私は実家が吸収なので核家族です。アドバイスや援助がないので不安だらけの毎日でした。そして何もかもが自信がなかったです。
「人と比べたり、自分の理想を追い求めたり。子供のことを指摘されれば、過敏に反応し子供に対するあたりがきつくなったり。」
それこそ勉強もうるさく言ってしまいました。
その反動で中学生の反抗期は壮絶でした。毎日のように言い争い、物に当たられたり、受験日までそれは続きました。
そんなこともあり合格発表の日は、涙が止まらなかったです。
長女と三女は11歳年が離れています。自分自身も随分年をとり、長女と二女が成長したのもあり、三女の子育てには随分心の余裕が出てきました。経験を積んだというところです。
不思議なのは、子供が一人の時よりも三人のほうが、子供たちの個人を尊重する考えになりました。
子供一人一人の個性を見れるようになり、声のかけ方も個人で変えれるようになりました。そして子供たちがより愛おしく可愛く感じるようになりました。
私は子育てをすることに、時間と経験が必要でした。
自分自身が成人していても、精神的に落ち着き他を尊重するまでには、かなり時間がかかりました。私自身が幼かったと今ならわかります。
3人の子育ては一見すると大変のように思われるますが、私には三人のほうが自分の心が自分らしくなり精神的に成熟させてくれました。
人と比べることもなくなり、自分の信念で子育てをできるようになりました。
随分と時間がかかりましたが、私の精神が成長するには時間が必要なのだと、色んなこと(子育て・仕事・趣味)を経験しながらわかりました。
家族が大好きなキャンプ
話は戻り、家族で話していると長女が
「ママが勉強!勉強!と言ってくれてよかった。言ってくれなかったら私は絶対勉強しなかったし。感謝してる。」と。
となりにいた二女も「そうそう!言ってくれないと勉強しないわ」と。
あまりの突然の言葉に驚きとうれしさで言葉を失いました。
長女は一番厳しくしていたので、勉強に関しては恨まれているだろうなぁと思っていました。
勉強をしなさい!と言うのは子育ての中でも難しい問題です。
子供が気づくまで声をかけないほうがいいと助言をする本や子育てのアドバイスがあったりもします。
自分が子供の頃を振り返ると…自分で気づいて勉強をするタイプの子供ではなかったです。
両親が勉強をする環境を作ってくれ、時間帯を決めてくれたから、習慣化できました。
基本的にだらけたらだらけっぱなしの自分だったので、環境を作ってくれた両親に感謝しています。
同様に我が子も環境や時間を決めたほうが机に向かい、さらに声掛けをすることで勉強をする気が起こったようです。
これは、長女の言葉でわかりました。それまではうるさく言いすぎていないか不安でした。
安堵しながらも 「ふぅ~ん」「よかった」
としか言葉を発することができませんでした。
でも心の中はあったかくなって、安心感で包まれました。
その日はいつものようにたわいもない話で娘たちとたくさん話しました!!
子育てはいつまでたっても自信が持てないです。もがき苦しみ、でもほっておけない。構いすぎてもいけないし。いい塩梅が見つかりづらい。
そんな私に長女が「子育ての自信と安堵をもらえた長女の言葉」でした。
私も遠く離れた両親に改めて感謝の言葉を伝えなくては。
子育ては人それぞれ。色んな性格や性質、ルーティンも違います。
私の三人の娘たちも個性が様々ですが、これからもたくさんの愛情を注ぎながら、冗談言いながら楽しく過ごしていきたいです。
兵庫県伊丹市のEarthTreeヨガスタジオKei。
17年間自衛隊員として働き、現在ヨガインストラクターをしている。
三人の娘を出産経験者のママインストラクター。
EarthTreeヨガでは子連れ可能な産後ヨガ、マタニティヨガ、ベーシックヨガ、体幹トレーニングヨガを行っている。